大人の食べ物

「おとなの味」平松洋子

味覚のセンスって、
磨こうと思って磨けるもんじゃないなあと思いました、

大人になって、色々と美味しい物を
食べてきたつもりだったのですが、
まだまだ子ども舌なのか、
上品な物を少量食べるより、大味でもどどん!と食べたい。
ジャンクな物も大好きだしなあ・・・。

それと、食べるって味も大切だけれど、
シチュエーションも大切ですね。
好きな場所で、好きなおつまみ&好きなお酒を飲みたくなりました。

今飲むとしたら、
うちでTV見ながら、ポテトチップス1袋+缶ビール(雑種で)
もしくは、
好きな人と、高級チョコ+赤ワイン
かなあ。

おとなの味おとなの味
(2008/01)
平松 洋子

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不思議な食生活

「豚キムチにジンクスはあるのか」絲山秋子

美容室で髪を切られるのが大好きです。
できるだけ長い間、髪をいじっていて欲しい!と思うのですが、
その間、美容師さんから話しかけられるのはちょっと苦手。
意味のない、様式的な会話って、不毛な気がしてしまいます。

だから、本を1冊持っていって、
切られている間に読了、というのが理想的。
今回は、絲山秋子さんの、
少々不気味な食エッセイを持っていくことにしました。
活字のポイントも大きく、量も少なめなので、
美容室で読むにはぴったり。

それにしても、不思議な食生活でした。
すっげー食べたり、食べなかったり。
変な物を食べていたり、普通だったり。
そもそも、体重が平気で10kgも20kgも増減するって、
凄いよなあ・・・。

私は、ご飯は食べなくてもいいから、
甘い物だけ食べていたい方です。
体重は、増える一方で、減ることはあまりありません・・・。

豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記
(2007/12)
絲山 秋子

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格好いい・・・

「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹

好きな作家さんは誰ですか?と聞かれると、
あまりにも多い為に、非常に困ってしまうのですが、
やっぱり1番最初に名前を挙げてしまうのが、
村上春樹さんです。

何と言っても、格好いい。
これだけビッグな作家さんになってしまうと、
誘惑やら雑音やらも多かろうに、
自分のしたい事だけを大切にしている所がいい。

だからこそ、格好いい文章が書けるし、
格好いい作家さん、格好いい人間でいられるのでしょうね。

好きな事について語る文章も、
とても格好良かった。
いくつになっても、村上春樹さんは
村上春樹でいて欲しいです。

走ることについて語るときに僕の語ること走ることについて語るときに僕の語ること
(2007/10/12)
村上 春樹

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選び抜かれた晩ごはん

「おいしい庭」筒井ともみ

自分の好きな事を、熱く語っている本って好きです。
中でも、おいしい物に関するのは、大好き。
美食家と呼ばれる方々のエッセイも好きだし、
食べ物の描写を、妙に大切にしている小説も好きです。

筒井ともみさんの食べている物って、
他の方々とちょっと違うなあと思いました。
食べ物へのこだわりというか、執着というかが。
本当に自分がおいしいと思える物を、
丁寧に選び抜いて口にしているようなお食事なのです。

1週間の晩ご飯を書き出した、
“私の晩ごはん”の表だけでも、
ぜひぜひご覧になってみてくださいませ。

私は、水羊羹とお酒について語られている所に、
強く強くシンパシーを感じました。
甘い物&お酒、そして本。
これを無くして、日々暮らしていけず、です。

おいしい庭 おいしい庭
筒井 ともみ (2007/05/23)
光文社

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書くのも、読むのも。

「桜庭一樹読書日記」桜庭一樹

書くことはプロだとしても、
読むのは好まないとか、
読む方は一般人並みという作家さんは多い。

日本語はぺらぺら喋れるけれど、
読書嫌いだったり、作文が苦手だったりするのと同じで、
書く・読む・聞く・話すというのは、
それぞれが全く異なる技術ですよね。

よく、文学賞の審査員として、
著名な作家さんの名前があげられているけれど、
あれってどうなんでしょう?
書く方はともかくとして、人の作品を評価するっていうのは、
また別の能力だと思うんだけれどなあ・・・。

桜庭一樹さんは、プロの作家さんですが、
読書家としてもなかなか。
いつ作品を書いているのだ?と思ってしまうほど、
新旧様々な本を読まれています。
読むのも速い、書くのも速いんでしょうかね。

桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。 桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。
桜庭 一樹 (2007/08)
東京創元社

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毎日がごちそう!

「いしいしんじのごはん日記」いしいしんじ

この本を読んで、もしかして我が家って小食&粗食・・・?
と初めて思いました。

毎日毎日、お祝い事があったかのように、
すっごい美味しそうな魚酒魚酒・・・!!
しかも品数もすごくて、
お刺身に塩焼きに煮付け、更に炒め物や、おしたし等々。

お酒好きにはパラダイスな生活です。
羨ましい、でも怖い・・・と、
身悶えしてしまいました。

毎日の食生活だけではなく、
いしいしんじさんの創作活動の様子や、
ご家族の様子までオープンで、
読み応えある、長く楽しめる文庫本でした。

いしいしんじのごはん日記 (新潮文庫) いしいしんじのごはん日記 (新潮文庫)
いしい しんじ (2006/07)
新潮社

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本の中で旅をする

「溶ける街 透ける路」 多和田葉子

まずは装丁に惚れました。
思わず手にとってしまう、美しい装丁。
実に私の好み、一直線!でした。

そして、美しい装丁に合う美しい文章。
海外の言語をベースとした、日本人作家さんの文章って、
独特のテイストが有って大好きなのです。
梨木香歩さんとか、法月ゆりさんとか、青木奈緒さんとか。

簡潔で、潔く、美しい。
男性なのに、女性よりも美しい仕草を持つ、
女形のような、そんな感じなのでしょうか。

本書は、各国の街を訪ね歩いたエッセイなのですが、
いわゆる旅行記を読んだ時よりも、
見知らぬ街に旅をしたような、そんな感覚にさせられました。

溶ける街透ける路 溶ける街透ける路
多和田 葉子 (2007/05)
日本経済新聞出版社

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