「ラベルのない缶詰をめぐる冒険」アレックス・シアラー
アレックス・シアラーさんはのお話は、
人間味を大切にしている所と、
イギリスらしいシニカルな笑いの部分が気に入っています。
本書では、ラベルのない缶詰という設定が好きでした。
ラベルが剥がれて、中に何が入っているか分からない。
重さや、振ってみた時の音なんかを頼りに
缶詰を選ぶ、賭け的な要素。
ラベルのない缶詰が、丸ごと1つの謎になっているというのは、
大人でもわくわくします。
ストーリーは、もう少し渋めの展開だったらよかったかも。
普通の子どもにでも起こり得そうなお話の方が、
よりリアルでいいかなあと。
でも、子ども向けだと、ある程度ドタバタしていた方が
分かりやすくていいのかなあ・・・?
なあんて思っていたら、
似たような事件が、実際に某国で起きていたんですね。
これが現実的じゃない、と思えるのは、
日本だけなのかもしれません。
それにしても、この装丁画は、最近よく目にします。
米澤穂信さんの“春期限定いちごタルト事件”シリーズや、
舞城王太郎さんの“みんな元気。”、
ミステリフロンティアにも1冊あったなあ・・・。
思わず目を惹かれる装丁画です。
アレックス・シアラーさんはのお話は、
人間味を大切にしている所と、
イギリスらしいシニカルな笑いの部分が気に入っています。
本書では、ラベルのない缶詰という設定が好きでした。
ラベルが剥がれて、中に何が入っているか分からない。
重さや、振ってみた時の音なんかを頼りに
缶詰を選ぶ、賭け的な要素。
ラベルのない缶詰が、丸ごと1つの謎になっているというのは、
大人でもわくわくします。
ストーリーは、もう少し渋めの展開だったらよかったかも。
普通の子どもにでも起こり得そうなお話の方が、
よりリアルでいいかなあと。
でも、子ども向けだと、ある程度ドタバタしていた方が
分かりやすくていいのかなあ・・・?
なあんて思っていたら、
似たような事件が、実際に某国で起きていたんですね。
これが現実的じゃない、と思えるのは、
日本だけなのかもしれません。
それにしても、この装丁画は、最近よく目にします。
米澤穂信さんの“春期限定いちごタルト事件”シリーズや、
舞城王太郎さんの“みんな元気。”、
ミステリフロンティアにも1冊あったなあ・・・。
思わず目を惹かれる装丁画です。
![]() | ラベルのない缶詰をめぐる冒険 アレックス・シアラー (2007/04/25) 竹書房 この商品の詳細を見る |
「青空の卵」坂木司
先日読んだ石持浅海さんの連作短編は、
探偵役が人柱で、大いに驚いたのですが、
今回の探偵役は、ひきこもり。
初めは、安楽椅子探偵とひきこもりを
単純に結びつけてこういう設定にしたのか、
と思っていたのですが、
人間の心の脆さを深く捉え、ミステリに仕立てていた所に
読み応えを感じました。
歌舞伎が出てくるから、というわけではないのですが、
人の脆さを描くという点では、
近藤史恵さんとどこか似ているのかも。
坂木司さん、同名の登場人物は男性なのですが、
ご本人は覆面作家さんなんですね。
作家さんは作品が大切で、
経歴やら性別やらは関係ない・・・と思いつつ、
果たしてどんな方なんだろう?って考えてしまいます。
謎が増えたようで面白いです。
先日読んだ石持浅海さんの連作短編は、
探偵役が人柱で、大いに驚いたのですが、
今回の探偵役は、ひきこもり。
初めは、安楽椅子探偵とひきこもりを
単純に結びつけてこういう設定にしたのか、
と思っていたのですが、
人間の心の脆さを深く捉え、ミステリに仕立てていた所に
読み応えを感じました。
歌舞伎が出てくるから、というわけではないのですが、
人の脆さを描くという点では、
近藤史恵さんとどこか似ているのかも。
坂木司さん、同名の登場人物は男性なのですが、
ご本人は覆面作家さんなんですね。
作家さんは作品が大切で、
経歴やら性別やらは関係ない・・・と思いつつ、
果たしてどんな方なんだろう?って考えてしまいます。
謎が増えたようで面白いです。
![]() | 青空の卵 坂木 司 (2006/02/23) 東京創元社 この商品の詳細を見る |
「朝日のようにさわやかに」恩田陸
大事にとっておいた恩田さんの新作を読んでしまいました。
好きな作家さんのって、ついつい後回しにしてしまいます。
ご飯のおかずも、好きな物はラストに、という性格です。
恩田さんがあちこちで発表された短編を
かき集めてきたような短編集です。
恩田さんは、様々なジャンルの作品を書きますが、
根底にあるテイストって、
やっぱりホラーなんじゃないかと思いました。
それも、うわっとか、ぎゃ〜っとか、
とにかく驚かされたり、気持ち悪かったりするのではなく、
ひたひたと押し寄せてくる恐ろしさ&不気味さ。
どんなにファンタジックなテーマの物でも、ミステリでも、
どこか暗く怖い。
少なくとも、私にとっては
他のホラー作品よりも余程怖い!
と、感じる物が多いのです。
恩田陸さんが選んだ“新耳袋コレクション”も怖かったなあ・・・。
大事にとっておいた恩田さんの新作を読んでしまいました。
好きな作家さんのって、ついつい後回しにしてしまいます。
ご飯のおかずも、好きな物はラストに、という性格です。
恩田さんがあちこちで発表された短編を
かき集めてきたような短編集です。
恩田さんは、様々なジャンルの作品を書きますが、
根底にあるテイストって、
やっぱりホラーなんじゃないかと思いました。
それも、うわっとか、ぎゃ〜っとか、
とにかく驚かされたり、気持ち悪かったりするのではなく、
ひたひたと押し寄せてくる恐ろしさ&不気味さ。
どんなにファンタジックなテーマの物でも、ミステリでも、
どこか暗く怖い。
少なくとも、私にとっては
他のホラー作品よりも余程怖い!
と、感じる物が多いのです。
恩田陸さんが選んだ“新耳袋コレクション”も怖かったなあ・・・。
![]() | 朝日のようにさわやかに 恩田 陸 (2007/03) 新潮社 この商品の詳細を見る |
![]() | 新耳袋コレクション (恩田陸編) 木原 浩勝、中山 市朗 他 (2006/07) メディアファクトリー この商品の詳細を見る |
「猫、ただいま留守番中」南里秀子
猫は家につく、と言いますが、
環境の変化に本当に弱いですよね。
以前、ペットホテルに預けた事があるのですが、
体重激減、毛並みパサパサの状態で帰宅して、
ショックを受けました・・・。
1日で元に戻ったのですが。
南里さんはキャットシッターさん。
留守宅に、猫のめんどうを見に来てくださるお仕事です。
猫をどこかに預けるのではなく、
住み慣れた家に置いたまま、安心して出掛けられるなんて有り難い!
私の住んでいる地域にもいてくださったら・・・
と、切望してしまいました。
それにしても、私は猫好きを自負しているのですが、
本書を読むと、私の猫に対する愛情なんて
まだまだ甘いと感じられます。
ちなみに同作者の“それいけ、キャットシッター!”も面白かったです。
猫は家につく、と言いますが、
環境の変化に本当に弱いですよね。
以前、ペットホテルに預けた事があるのですが、
体重激減、毛並みパサパサの状態で帰宅して、
ショックを受けました・・・。
1日で元に戻ったのですが。
南里さんはキャットシッターさん。
留守宅に、猫のめんどうを見に来てくださるお仕事です。
猫をどこかに預けるのではなく、
住み慣れた家に置いたまま、安心して出掛けられるなんて有り難い!
私の住んでいる地域にもいてくださったら・・・
と、切望してしまいました。
それにしても、私は猫好きを自負しているのですが、
本書を読むと、私の猫に対する愛情なんて
まだまだ甘いと感じられます。
ちなみに同作者の“それいけ、キャットシッター!”も面白かったです。
![]() | 猫、ただいま留守番中 南里 秀子 (2005/10) 駒草出版 この商品の詳細を見る |
![]() | それいけ、キャットシッター! 南里 秀子 (1999/05) 双葉社 この商品の詳細を見る |
「しずく」西加奈子
今月は、女性作家さんの短編集を読むことが多いです。
ブログにアップしただけでも、
絲山秋子さん、島本理生さん、そして西加奈子さんと3作品。
さらっと辛口な絲山さん、
エキセントリックな島本さんに対し、
西加奈子さんは、わかりやすくて直球勝負な感じがしました。
中でも、“木蓮”と“シャワーキャップ”に共感が持てました。
木蓮の方は、彼の為に自分を曲げてでも奮闘している所が。
シャワーキャップの方は、お母さんのキャラクターが。
ああ、そうそう、そんな事がある、そんな人っている、
そう思いながら読みました。
今月は、女性作家さんの短編集を読むことが多いです。
ブログにアップしただけでも、
絲山秋子さん、島本理生さん、そして西加奈子さんと3作品。
さらっと辛口な絲山さん、
エキセントリックな島本さんに対し、
西加奈子さんは、わかりやすくて直球勝負な感じがしました。
中でも、“木蓮”と“シャワーキャップ”に共感が持てました。
木蓮の方は、彼の為に自分を曲げてでも奮闘している所が。
シャワーキャップの方は、お母さんのキャラクターが。
ああ、そうそう、そんな事がある、そんな人っている、
そう思いながら読みました。
![]() | しずく 西 加奈子 (2007/04/20) 光文社 この商品の詳細を見る |
「魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木」角野栄子
数年置きに、ぽつぽつと発刊されてきた
魔女の宅急便シリーズですが、
その5では、キキちゃんがとうとう19歳になっていました。
児童文学にしては珍しい、高年齢の主人公ですが、
それでもやっぱり小さい子向けで、
やわらかくて優しい言葉づかいで描かれた物語っていう所は、
スタート時から変わっていません。
最近の児童文学では、子どもたちに共感を持たせるためか、
いじめや虐待、塾での悩み、ゲーム的なファンタジーなど、
殺伐とした内容だったり、アニメっぽかったりする物も
数多くあるのですが、
本書からは、昔懐かしい児童文学が感じられました。
小さい子に夢を与えられる
プラス、大人達がどこか懐かしいと思える物語、というポジションが、
宮崎アニメとの共通点なんでしょうね。
数年置きに、ぽつぽつと発刊されてきた
魔女の宅急便シリーズですが、
その5では、キキちゃんがとうとう19歳になっていました。
児童文学にしては珍しい、高年齢の主人公ですが、
それでもやっぱり小さい子向けで、
やわらかくて優しい言葉づかいで描かれた物語っていう所は、
スタート時から変わっていません。
最近の児童文学では、子どもたちに共感を持たせるためか、
いじめや虐待、塾での悩み、ゲーム的なファンタジーなど、
殺伐とした内容だったり、アニメっぽかったりする物も
数多くあるのですが、
本書からは、昔懐かしい児童文学が感じられました。
小さい子に夢を与えられる
プラス、大人達がどこか懐かしいと思える物語、というポジションが、
宮崎アニメとの共通点なんでしょうね。
![]() | 魔女の宅急便 その5 (5) 角野 栄子 (2007/05) 福音館書店 この商品の詳細を見る |
「人柱はミイラと出会う」石持浅海
今まで、色々なミステリ(国内)を読んできましたが、
探偵役に、これ程意表を突かれたことは無かったかも。
落語家さんとか、助教授とか、ホスト、囚人、本屋さん、
果ては人間じゃなくなって、安楽椅子!これにもびっくりしたけれど、
探偵役が人柱!人柱て!!
凄い所、きましたね。
長編の、硬派なイメージを持つ石持浅海さんなのですが、
今回は軽快でソフトな感じです。
連作短編も初めてでしょうか。
北村薫の覆面作家シリーズみたいな押さえなのか、
それとも、石持さんは今後こういった路線で行くのか?
どちらにしても、ミステリ部分はちゃんとしっかりしていて
面白かったです。
こういう風習が、本当に残っていたら面白いなあというものも。
今まで、色々なミステリ(国内)を読んできましたが、
探偵役に、これ程意表を突かれたことは無かったかも。
落語家さんとか、助教授とか、ホスト、囚人、本屋さん、
果ては人間じゃなくなって、安楽椅子!これにもびっくりしたけれど、
探偵役が人柱!人柱て!!
凄い所、きましたね。
長編の、硬派なイメージを持つ石持浅海さんなのですが、
今回は軽快でソフトな感じです。
連作短編も初めてでしょうか。
北村薫の覆面作家シリーズみたいな押さえなのか、
それとも、石持さんは今後こういった路線で行くのか?
どちらにしても、ミステリ部分はちゃんとしっかりしていて
面白かったです。
こういう風習が、本当に残っていたら面白いなあというものも。
![]() | 人柱はミイラと出会う 石持 浅海 (2007/05) 新潮社 この商品の詳細を見る |
「大きな熊が来る前に、おやすみ。」島本理生
エンターテイメント系の本を読んだ後に、
純文・短編・特に女性作家さん、を開くと、
一瞬本が真っ白に見えます。
活字でか!字間&行間でか!!
ゆったりのんびり楽しむべき類の本なのでしょうが、
ついつい、が〜っと読んでしまい、
あっという間の読了・・・。
短編集って、収録作品数が多ければ飽きるくせに、
少ないと(ちなみに本書は3つ)、
何だか物足りなく感じてしまいます。
でも、タイトルがかわいらしい。
あと、装丁&装丁画が綺麗。
収録された3作品の共通点は、
動物と、結構無神経な男の人。
悪気は無いってわかってても、こんな事言われたら、
私だったらキレるな〜って思いました。
島本さんは口の悪い男性が好みなのかなあ。
エンターテイメント系の本を読んだ後に、
純文・短編・特に女性作家さん、を開くと、
一瞬本が真っ白に見えます。
活字でか!字間&行間でか!!
ゆったりのんびり楽しむべき類の本なのでしょうが、
ついつい、が〜っと読んでしまい、
あっという間の読了・・・。
短編集って、収録作品数が多ければ飽きるくせに、
少ないと(ちなみに本書は3つ)、
何だか物足りなく感じてしまいます。
でも、タイトルがかわいらしい。
あと、装丁&装丁画が綺麗。
収録された3作品の共通点は、
動物と、結構無神経な男の人。
悪気は無いってわかってても、こんな事言われたら、
私だったらキレるな〜って思いました。
島本さんは口の悪い男性が好みなのかなあ。
![]() | 大きな熊が来る前に、おやすみ。 島本 理生 (2007/03) 新潮社 この商品の詳細を見る |
「夢を与える」綿矢りさ
3作目にして、人物ドラマ物の長編に挑戦とは、
なかなかのチャレンジャーです。
チャイドルから売れっ子のタレントになった女の子の
成長記みたいな内容なのですが、
どうして人生のその部分を描いたのか?
と、不思議に思うような切り取り具合でした。
人物ドラマ物って、よくあるテーマなのですが、
余程の筆力がないと読み応えを感じません。
最近では、桐野夏生さんの“グロテスク”や、
山田宗樹さんの“嫌われ松子の一生”等、
パワーを感じるぜ、と思わせる作品がありますが、
新人(とは言え3作目だけど)さんには
やっぱりちょっと難しかったんじゃないでしょうか。
最初の数ページでバテてしまったという印象で、
でも初々しかったです。
これだけの長編で、話題性のある作家さんにしては
お値段を抑え気味というのが
出版元の良心だよな〜と思いました。
3作目にして、人物ドラマ物の長編に挑戦とは、
なかなかのチャレンジャーです。
チャイドルから売れっ子のタレントになった女の子の
成長記みたいな内容なのですが、
どうして人生のその部分を描いたのか?
と、不思議に思うような切り取り具合でした。
人物ドラマ物って、よくあるテーマなのですが、
余程の筆力がないと読み応えを感じません。
最近では、桐野夏生さんの“グロテスク”や、
山田宗樹さんの“嫌われ松子の一生”等、
パワーを感じるぜ、と思わせる作品がありますが、
新人(とは言え3作目だけど)さんには
やっぱりちょっと難しかったんじゃないでしょうか。
最初の数ページでバテてしまったという印象で、
でも初々しかったです。
これだけの長編で、話題性のある作家さんにしては
お値段を抑え気味というのが
出版元の良心だよな〜と思いました。
![]() | 夢を与える 綿矢 りさ (2007/02/08) 河出書房新社 この商品の詳細を見る |
「ダーティ・ワーク」絲山秋子
連作短編なんだけど、つながり薄め。
短編としても楽しめる、という作品です。
こういう形式、最近よく出会います。
短編集だと、作品数が多くなる程飽きやすいのですが、
つながりが薄くとも連作短編になると、
登場人物やら設定やらが再登場する度に
興味が持続させられるような気がします。
絲山秋子さんは、いかにも女流作家さんって思えるのですが、
他の方々よりもどろどろベタベタしていない所が好きです。
読了感が悪い作品が少ないのがいい。
以前“絲的メイソウ”を読んだのですが、
実に作品そのままの方だなあと思いました。
連作短編なんだけど、つながり薄め。
短編としても楽しめる、という作品です。
こういう形式、最近よく出会います。
短編集だと、作品数が多くなる程飽きやすいのですが、
つながりが薄くとも連作短編になると、
登場人物やら設定やらが再登場する度に
興味が持続させられるような気がします。
絲山秋子さんは、いかにも女流作家さんって思えるのですが、
他の方々よりもどろどろベタベタしていない所が好きです。
読了感が悪い作品が少ないのがいい。
以前“絲的メイソウ”を読んだのですが、
実に作品そのままの方だなあと思いました。
![]() | ダーティ・ワーク 絲山 秋子 (2007/04) 集英社 この商品の詳細を見る |
![]() | 絲的メイソウ 絲山 秋子 (2006/07/22) 講談社 この商品の詳細を見る |
「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹
桜庭一樹さんと言えば、ライト一直線!のイメージ。
ミステリ要素よりもライトノベルズ作家さんって
感覚が強かったため、本を開くまで、
まさか文字ぎっしり&2段組とは!
そしてラストまで読んでみて、
まさかミステリだったとは!
と、驚かされました。
東京創元ですものね・・・。
赤朽葉家という、旧家の女3代を追った長編という、
重たげなテーマなのですが、
桜庭一樹さんらしい文体なので、
すいすいと読むことができました。
従来のファン層である、女子中高生さん達が読んでも、
全然OKなんじゃないでしょうか。
でも、桜庭一樹さんはライトノベルズか、
それとも中編くらいかが
1番読みたくなるような気がしました。
桜庭一樹さんと言えば、ライト一直線!のイメージ。
ミステリ要素よりもライトノベルズ作家さんって
感覚が強かったため、本を開くまで、
まさか文字ぎっしり&2段組とは!
そしてラストまで読んでみて、
まさかミステリだったとは!
と、驚かされました。
東京創元ですものね・・・。
赤朽葉家という、旧家の女3代を追った長編という、
重たげなテーマなのですが、
桜庭一樹さんらしい文体なので、
すいすいと読むことができました。
従来のファン層である、女子中高生さん達が読んでも、
全然OKなんじゃないでしょうか。
でも、桜庭一樹さんはライトノベルズか、
それとも中編くらいかが
1番読みたくなるような気がしました。
![]() | 赤朽葉家の伝説 桜庭 一樹 (2006/12/28) 東京創元社 この商品の詳細を見る |
「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦
ああ〜上手いな〜って思いました。
ストーリーもよく計算されているし、
細かい部分までしっかり書き込まれていて、完成度が高い。
凝った脚本の演劇を見ているような気分にさせられました。
正直言って、森見さんの持っている独特のテイストが
これまでは苦手だったのですが、
この作品では、いい具合にマッチしていて、
非常に粋に感じられました。
帯には“恋愛小説”と書いてありますが、
大人が読んで楽しめるファンタジーでもあります。
ジュブナイル向けファンタジーばかり読んでちゃいかんです。
ああ〜上手いな〜って思いました。
ストーリーもよく計算されているし、
細かい部分までしっかり書き込まれていて、完成度が高い。
凝った脚本の演劇を見ているような気分にさせられました。
正直言って、森見さんの持っている独特のテイストが
これまでは苦手だったのですが、
この作品では、いい具合にマッチしていて、
非常に粋に感じられました。
帯には“恋愛小説”と書いてありますが、
大人が読んで楽しめるファンタジーでもあります。
ジュブナイル向けファンタジーばかり読んでちゃいかんです。
![]() | 夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 (2006/11/29) 角川書店 この商品の詳細を見る |
「冥王星パーティ」平山瑞穂
高校生の頃好きだった女の子に、サイトを通じて再会。
しかもエロサイトに自分の写真をアップしていた!
かつては、かわいくてしっかり者だったはずの彼女に一体何が・・・?
って、実際に有りそうで怖いです。
顔がかわいい、頭もいい。
なのに、変わった男の人ばかり好きになる子っていたなあ。
そっちを選んじゃ絶対ダメだろ!
っていう方ばかり選択しちゃう子も。
彼女たちは今頃どうしているんだろう?
実際に、エロサイトに自分の写真を投稿したりしてる子達も、
実生活では普通に、真面目に暮らしているんだろうなあ・・・
なんて思いながら読みました。
この本、タイトルと装丁写真(絵かと思ったら、写真なんですね!)
からして、SFか??と思っていたのですが、違いました。
平山瑞穂さん、4作目なのですが、
文体が落ち着いていて安定感があり、とても読みやすかった。
実力あるなあと感じました。
高校生の頃好きだった女の子に、サイトを通じて再会。
しかもエロサイトに自分の写真をアップしていた!
かつては、かわいくてしっかり者だったはずの彼女に一体何が・・・?
って、実際に有りそうで怖いです。
顔がかわいい、頭もいい。
なのに、変わった男の人ばかり好きになる子っていたなあ。
そっちを選んじゃ絶対ダメだろ!
っていう方ばかり選択しちゃう子も。
彼女たちは今頃どうしているんだろう?
実際に、エロサイトに自分の写真を投稿したりしてる子達も、
実生活では普通に、真面目に暮らしているんだろうなあ・・・
なんて思いながら読みました。
この本、タイトルと装丁写真(絵かと思ったら、写真なんですね!)
からして、SFか??と思っていたのですが、違いました。
平山瑞穂さん、4作目なのですが、
文体が落ち着いていて安定感があり、とても読みやすかった。
実力あるなあと感じました。
![]() | 冥王星パーティ 平山 瑞穂 (2007/03) 新潮社 この商品の詳細を見る |

















