美食ミステリ

「タルト・タタンの夢」近藤史恵

美食+小説って、卑怯だ!
でも、大好き。

本書は、〈美食+ミステリ+連作短編〉形式で、
昨年、石持浅海さんが出した、
“Rのつく月には気をつけよう”と、
“心臓と左手”と、同系列です。

こういう、まずはずれの無い本というのは、
気軽に手に取れるし、読み易い。
ミステリファンじゃなくとも、
食べ物の部分やキャラクター読みだけでも
十分エンターテイメントになってしまいます。
私にとっても、大好物。

“タルト・タタンの夢”は、フレンチレストランミステリです。
甘い物&ワイン好きの私としては、
タルトタタンと、ボンボン・オ・ショコラ、
そしてフロマージュのお話にうっとりしてしまいました。

タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)
(2007/10)
近藤 史恵

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現在と過去のどちらをとるか?

「カレンダーボーイ」小路幸也

少年時代をノスタルジックに描いた、
小路幸也さんらしい作品でした。

でも、登場人物達には共感できなくて、
何でこんな事にこだわるんだ?とか、
そりゃないだろ〜とかつっこんでるうちに、
何とはなしに読了してしまいました。

現在と過去が互い違いに現れるのですが、
それぞれがあっさりと短いせいか、
染みこまないうちに流れてしまったというか・・・。
こういう時間ネタって、入り込むのが難しいです。

子どもの頃に戻れたら・・・なんて、
誰しも考えてしまう事ですが、実際に戻れたとしたら、
きっと混乱するし、耐えられなくなるだろうなあ。

現在、どんなにひどい状態でも、
今と過去のどちらを選ぶか?と問われたら、
やっぱり今を大切にしてしまう気がしました。

カレンダーボーイカレンダーボーイ
(2007/11)
小路 幸也

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