fc2ブログ

オヤジっぷりが・・・

「螺鈿迷宮」海堂尊

3作目にしては、派手な装丁です。
いや、1作目、2作目も新人作家さんにしては
立派だったのですが。

1作目、「チームバチスタの栄光」は、
ミステリとしては全然凄くなかったんだけれど、
エンターテイメントとしては面白くて、
続編が出たら読もうかなあと思わせてくれました。

その2作目、「ナイチンゲールの沈黙」が、ダメでした。
1作目に比べて、完成度が低すぎるし、何といっても文体が・・・。
言葉の使い方とか、言い回しとか、女性キャラとか、
オヤジっぷりが、どうにもどうにも好きじゃないんです。

どんなに年齢が上でも、
そういうのを感じさせない作家さんもいらっしゃるし、
オヤジっぷりが魅力的っていう作家さんもいらっしゃるのですが。
こういうのって、1作目ではあまり感じなかったのになあ。

そして3作目。もういいかなあと思ったのですが、
出版社も変えてきているし、
少しはトーンが変わっているかとちょっと期待。
何よりも、謎の氷姫が、という所に釣られて読みました。

2作目よりはちょっとましだったかな・・・?
それにしても、氷姫とか火喰い鳥とかっていうコードネームって、
何だか読んでいても気恥ずかしくなります。

螺鈿迷宮 螺鈿迷宮
海堂 尊 (2006/11/30)
角川書店

この商品の詳細を見る


チーム・バチスタの栄光 チーム・バチスタの栄光
海堂 尊 (2006/01)
宝島社

この商品の詳細を見る


ナイチンゲールの沈黙 ナイチンゲールの沈黙
海堂 尊 (2006/10/06)
宝島社

この商品の詳細を見る
スポンサーサイト



テーマ : 読了本 - ジャンル : 本・雑誌